エコチューニング

低炭素社会の実現に向けて環境省が推進する
「エコチューニング認定制度」における事業者認定を取得。

「エコチューニング」とは

エコチューニング推進センターによると「エコチューニング」とは、低炭素社会の実現に向けて、業務用等の建築物から排出される温室効果ガスを削減するため、建築物の快適性や生産性を確保しつつ、設備機器・システムの適切な運用改善等を行うことと定義されております。
ビルの運用段階においては設計当初の想定と異なる使われ方をされている場合や、竣工後、数十年経過したビルにおいてはOA機器の省エネ化やLED化などにより内部発熱負荷が設計時よりも少なくなっているケースが多くあります。
にもかかわらず、多くのビルは引渡し当初の設定のまま運転されており、実際の運用とギャップが生じ、エネルギーの無駄が発生しています。この設定を現状の運用に合わせ調整していくことが「エコチューニング」です。

エコチューニングとエネルギーナビゲーションシステム

事業活動における生産管理や品質管理などの手法としてP(計画)、D(実行)、C(評価)、A(改善)の管理サイクルが用いられておりますが、エコチューニングにおいてもこの手法により実施していきます。Pでは、調査・目標値の設定、Dでは計測・調整、Cでは省エネ量の確認を行い、効果が得られなければAで原因調査を行いPもしくはDへ戻ります。
また、エネルギー管理では、ビルの利用状況の変化や建物設備の改修・更新によりエネルギーの最適な状態は刻々と変化していくため、PDCAを継続的に実施していく必要があります。そこで、日本メックスではエコチューニングを行った後にも、継続的なエネルギーのオペレーションを可能とするシステムとして、エネルギーナビゲーションシステムを導入しました。本システムは、既存の中央監視装置及びセンサ等からの各種データをエネルギーナビゲーションシステムに読み込ませることで、非効率的な運転をしている機器を特定し、効率的な運転に導くためのメッセージが表示される機能を実装しております。これにより、常に最適な状態での機器の運転・管理が可能となります。

エコチューニング事業者認定について

日本メックスは、2017年3月1日にエコチューニング認定制度における事業者認定を取得致しました。
エコチューニング事業者は低炭素社会の実現させることを目的とし「エコチューニングビジネス」を主体的に行う事業者であり、エコチューニングサービスの質を担保する為、環境省が創設した認定制度となります。認定に当たってはエコチューニングの実施能力(技術力、提案力)に加え、経営状況・法令遵守体制、エコチューニング技術管理者等の選任状況、マネジメントシステムの整備状況、関連・類似業務の実績などについて基準をクリアする必要があります。
日本メックスでは、エネルギー資源の確保、地球温暖化防止といった社会的要請、お客様からの省エネルギーやエネルギー料金削減といったご要望に対し、ICT技術と省エネ技術の融合を図り環境負荷低減に取り組んでおります。