建物・設備をつくるのは、喜びをつくる仕事です

建物の維持管理、修繕・改修工事を事業の柱として成長してきた日本メックスにとって、新築は"これから"の分野です。
2016年夏、関西支店の若手社員を中心に進められてきた「新築工事」プロジェクトが完成しました。この新築工事は、キャリア採用社員が前職での経験を生かして日本メックス初の「保育園」にチャレンジしたものです。
――初めてづくしのプロジェクト、どのような点に苦労しましたか?
近隣説明会等で感じたことですが、保育園の工事は住民からの注目度が非常に高いのです。
工事に当たっては気配りの必要な環境作りが特に重要であると受け止め、工事関係者が一丸となって行っていくために、作業所では、"整理、整頓、清掃、清潔、躾、習慣"の6S運動をキッチリ実施しました。
また、毎週の定例会議には、エンドユーザーである保育園職員の方にもご参加いただき、生の要望をお聞きしました。その結果、設計図と職員の方の思いの差異に気づき、それを反映して手戻り作業なく、進めていくことができるようになりました。
毎週金曜日には近隣の一斉清掃を行い、施主様、職員様、近隣住民の皆様と円滑なコミュニケーションが図れたことが、信頼関係につながったと感じています。
その結果、新園舎完成まで近隣からのクレームも無く無事完成する事が出来ました。

――工事期間中、保育園の行事にも参加させていただいていたそうですね。
工事中は隣の保育園運営もあり、保育士の皆様や園児、保護者の方々にご迷惑をおかけしました。
そこで、費用をかけずに私たちが協力出来る事を常に考え、保育園でのイベント(クリスマス会・節分豆まき・避難訓練)等へ協力するとともに「メックス掲示」を作成し、毎月の工事の進捗写真や園児達の絵を掲示する等、積極的なコミュニケーション作りに取り組みました。

―― 工事を無事終えられての感想は?
開園式で当社の高い技術と現場対応がすばらしいとの理由で、お客様である「社会福祉法人あいく会」の河原理事長から感謝状を頂いたのもうれしかったのですが、更に感極まったのは園児達から私たちへ手作りのメダルを頂くというサプライズでした。
この瞬間、今までの辛かった事などが一掃し、一気に努力が報われたという思いとともにこの仕事に対する誇りや、やりがいを再確認することができモチベーションの向上にもつながりました。本当に嬉しかったです。

工事を終えて(現場代理人:由良)
今回の工事で様々な事を学び、経験する事が出来ました。特に若手社員が現場の経験を深めるごとに責任感や向上心が芽生え、飛躍的に成長する姿を見せてもらい"一緒に頑張ってきて良かった!"と私自身も感じる事が出来ました。
そして、非常に厳しい工期の中、本工事に携わって頂いた協力会社の皆様の頑張りにも感謝しております。
今後も、今回の貴重な経験を活かし、更に高品質な管理を目指して、仲間と共に成長していけるよう頑張っていきたいと思います。
工事概要
- 工事名称:あそかの木保育園 園舎 新築工事
- 所在地:兵庫県
- 施主様:社会福祉法人 親和福祉会様
- 施工:日本メックス株式会社関西支店
- 工期:2015年9月8日~2016年7月27日
- 構造:RC造地上2階建て
- 延べ面積:1154.37㎡
- 現場代理人:由良 亮
- 現場員:西澤 啓太、山下 駿太
- 積算担当:岩堀 淳一、齊藤 賢、澤田 智仁
- 営業担当:中野 誠也